（株）ティー・エム・ピー

創立65周年を迎えて

株式会社ティー・エム・ピー

この度、組合が創立65周年を迎えるに当り、心よりお慶び申し上げます。
私も組合に加入し57年が過ぎました。この間いろいろと大変な出来事がありましたが、特に忘れられない出来事を記憶をたどりながら書き出してみました。
昭和41年、県に2つの同業組合が出来そうになり、いち早く私共の組合を兵庫県軽印刷業協同組合として設立一本化に成功し組合員を増やしました。
又、昭和44年10月業界初の姉妹組合を長野県支部と締結し、現在も親しくお付き合いをしています。締結に際し兵庫県組 合より27名が長野にお伺いし歓迎を受けた事を思い出します。
昭和46年8月21~23日の日程で第14回全国軽印刷文化典を神戸で開催する事となり、神戸ニューポートホテル(現創価会館)を主会場とし、現在では珍しい機材展をサンボホールで併催し、全国より556名の参加者が有り盛大に行われ、我々組合員は苦労も忘れ喜び合いました。
昭和48年にはオイルショックによって紙不足が生じ、全国的に業界は紙を手に入れる為、政府に陳情、又、一部では韓国から買い入れる人達もいました。
平成7年1月17日、6,500名以上の犠牲者を出した阪神・淡路大震災が発生し、組合員の中には事業所及び住居の全壊または半壊の被害を受けた仲間がた<さんあり、 被害のな かった西部支部の皆が現地に見舞いに行きました。また当時理事長の小野さん、理事の末次さんと私は1月19日より連日、水・パン等食料を車に乗せ、神戸の組合事務所に行き、瓦礫の中を尼崎から神戸長田まで歩いて罹災した仲間を訪ね声を掛け励ましてきました。2月9日東京本部より金子会長、今井副会長を初め4名の方々が尼崎より歩いて事務所までお見舞いにこられ激励を受け、又、全国の会員皆様よりの多額の義援金を頂き感激いたしました。 平成9年、日軽印の名称変更にともない組合の名称を協同組合兵庫県グラフィックサービス工業会と変更しました。 平成11年8月、5年前に発生した大霙災に対し全国の皆様からいただいたご厚情に少しでもご恩返しする意味をこめ、第4 2回ジャグラ文化典を268~29日に神戸にて開催する事となり、組合員の皆様には一年前よりその準備に協力していただき、お蔭をもちまして全国より700名の皆様をお迎えして盛会に終えました事に感謝申し上げます。 平成14年10月4日、淡路夢舞台で創立50周年の記念式典を開催した。50周年を記念して徳島県支部との姉妹組合の締結をした、以後長野県組合共々姉妹組合としてお付き合いをさせていただいております。 平成18年、一時期、組合解散の危機がありましたが、以後の理事長をされた小野さん、山本さん、末次さん、会計の飛田さんのご尽力で立ち直り、今日ここに65周年の式典を迎える事が出来ましたこと、感謝申し上げます。